kurocafeのコーヒー産地

 

普段から何気なく飲んでいるコーヒー。

 

沖縄と小笠原での報告はあるものの、日本は基本的にはコーヒーの生産には適していません。

では、コーヒーとは一体どういった場所で育っているのでしょうか?

 

コーヒー栽培の条件

①年間の降水量が1800mm~2500mm。

 (ちなみに日本の年間降水量は1700mmでこの条件はクリア)

 で雨季と乾季があること(成長期に雨が多く、収獲期に乾燥している)。

 

②平均気温が20℃前後のところで、日当たりが、よすぎないところ。

コーヒーの木は直射日光が当たりすぎると葉の温度が上昇し、光合成が低下し、元気がなくなってしまうため、山の東側の緩やかな斜面に植えられたり、コーヒーの樹よりも樹高の高い樹(シェードツリーと呼ぶ)を日よけとして植えたりすることも・・・。

 

③火山灰土質の有機性に富んだ肥沃な土壌であること。

 

 

 

  実は・・・これらの条件を満たすことができ、コーヒーの栽培が盛んなエリアがあります。

 

それは、赤道を挟んで北緯25度、南緯25度の間。

 

 

下の地図を見ると分かるように、ベルトのように広がっていて、

「コーヒーベルト」と呼ばれるこのエリアでコーヒーは育てられ、世界中に輸出されているのです。

 

 

 

KUROCAFEの珈琲豆はここから来ています!

 

コーヒーベルト

 

 

KUROCAFEの珈琲豆ももちろんこのコーヒーベルトの各所から届いています。

地図上で見るといろいろなところから来ているのがわかりますね。

 

 

それぞれどんな国でどんな味の特徴があるのでしょうか

以下でご紹介していきます。

 

コーヒーの始まりの地 エチオピア(モカ)

国名:インドネシア共和国 面積:約109万7000k㎡(日本の約3倍) 人口:約9,939万人 気候:亜熱帯気候 雨季は6〜9月

 

最初にコーヒーノキが栽培されたといわれている、コーヒー発祥の地、エチオピア。

コーヒーの始まりには諸説ありますが、エチオピアの羊飼いカルディが、山羊が赤い実(珈琲豆)を食べるのを発見し、コーヒーの飲用が始まったとされています。

気候は標高によって違い、低地は27℃〜50℃と極めて暑いのですが、高地の年間平均気温は20℃ほどで涼しく過ごしやすいです。高原地帯は年間降雨量が1,200㎜を超すほどの豊富な降雨量があり、コーヒーのゆたかな植生をもたらしています。国土の大部分が山岳地帯で、現在も一部は野生の樹木から収穫されています。

 

小規模生産者が半数を占めるエチオピアですが、国民の5人に1人はコーヒー栽培に携わっています。国民も朝昼晩・・・と、コーヒーをよく飲むため、全体の40%は現地で消費されますが、それでも輸出品目としてコーヒーは全体の約40%と国内最大の割合です。
各地で収穫された上質の酸味と甘み、スパイシーな薫りの「モカ」として輸出されています。

 

エチオピアのコーヒー豆は世界最高の香りを誇ると言われ、フルーティーな香りと酸味が強いのが特徴です。しっかりとしたコクを持ちながらも、すっきりとしていてフルーティな、華やかさを持つ豊かな味わいの珈琲です。
ブラックはもちろん、ミルクやソイミルクでカフェオレにもおすすめです。

 

 

多様性に満ちた地形と気候条件 コロンビア

国名:コロンビア共和国 面積:約113万9000k㎡(日本の約3倍) 人口:約4779万人 気候:熱帯気候だが地域ごとに異なる

 

南北に広がり、標高の差が大きいコロンビアでは、年間を通してコーヒーの収穫が可能です。日本の約3倍の面積があり、多様性に満ちた地形と気候条件により、各地でコーヒーの味わいの特徴が違います。

生産量はブラジル、ベトナムに次いて世界第3位。1732年にはじめてコーヒノキが植えられ、いまでは国民の27%がコーヒー栽培に関わっています。

栽培農家のほとんどは小規模ですが、1927年にFNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)が設立されてからは、派遣される農業アドバイザーの元、品質にこだわった栽培を行うなどして、一気にレベルが向上しました。

 

コロンビアコーヒーはマイルドコーヒーの代名詞ともいわれるほどで、バランスの良さとマイルドなコクが特徴。ローストナッツのような芳醇でやわらかい香りと、甘みが楽しめ、エスプレッソで飲むのが人気です。

 

 

世界最大のコーヒー大国 ブラジル

国名:ブラジル連邦共和国 面積:約851万k㎡(日本の約23倍) 人口:約2億5500万人 気候:熱帯気候 亜熱帯気候など

 

生産量、輸出量ともに世界一の実力を誇るブラジル。

国内消費量もアメリカに次いで第2位のコーヒー大国です。

約300年前の1727年にコーヒー発祥の地とされるエチオピアから苗木が渡り、そのわずか100年後には世界最大のコーヒー生産国となりました。

全体的に品質が高く生産の7割がアラビカ種です。国内にはブラジル・スペシャルティ・コーヒー協会が設置され、高品質の豆の評価が行われています。ここ数年国内ではカフェブームの影響でバリスタを目指す若者が増えていて、バリスタ養成スクールなどもできています。

ブラジルコーヒーは日本で最も多く流通している豆で、産地の標高が比較的低めなので、全体的に酸味が少ないのが特徴です。適度な苦味や柔らかいコクでバランスがよく癖がないためさまざまなブレンドにも用いられているコーヒー。どなたにもお飲みいただきやすいマイルドな口当たりで、日本では古くからマイルドコーヒーとして親しまれているコーヒーのひとつです。

 

 

多くの島国で構成される インドネシア

国名:インドネシア共和国 面積:約190万k㎡(日本の約5倍) 人口:約2億5500万人 気候:雨季と乾季あり 雨季は11〜4月

 

約1万7000もの島々で構成されるインドネシア。

コーヒーの栽培は、オランダ人が1699年にジャワ島にコーヒーノキを移植したのがきっかけ。

いまでは世界有数の生産国になりました。

1908年にサビ病の発生で木々が壊滅的な被害を受け、病害に強いロブスタ種に植え替えられました。そのため現在は大半の約90%の栽培はロブスタ種で、アラビカ種は貴重な存在。

しかし一部ではスマトラ島の「マンデリン」のように、最高のアラビカ種を栽培する地域もあります。スラウェシ島の「トラジャ」や、ジャコウネコの糞から採取される希少価値の高い「コピ・ルアク」も有名です。

KUROCAFEのバリ神山は、「神の島」と呼ばれるバリ島でとれた、この貴重なアラビカ種のコーヒー。そしてアラビカ種の中でも高品質を誇るコーヒー豆です。芳醇な香りとどっしりとした深いコク、加えてバリ特有のまろやかな甘味が味わえる、贅沢な逸品です。

 

 

ラテンアメリカで最北端の生産国 メキシコ

国名:メキシコ合衆国 面積:約190万k㎡(日本の約5倍) 人口:約1億2,701万人 気候:高温多湿だが、高原地帯などは温帯に近い気候

 

メキシコでコーヒーの栽培が始まったのは1790年で、スペイン植民地時代に、スペイン人が移植したのが始まりだといわれています。

ですが、当時はあまり発展せず第二次世界大戦後に栽培が発展しました。

工業の発展とともに農業が機械化され、コーヒー豆の栽培も工業の発展に影響を受け、コーヒー豆の生産高に反映されています。現在では国別生産量で常にトップ10入りするほどの生産国に成長しました。世界で最初に コーヒーの有機栽培に取り組んだ国の一つだとも言われています。

 

コーヒーの生産は南部に集中しています。ベラクルス州、オアハカ州、チアパス州の3大生産地のほか、ゲレロ州、プエブラ州、イダルゴ州などで生産されており、そのほとんどがアラビカ種です。気候は高温多湿ですが、国土の大部分が標高1000メートル以上の山岳や高原地帯のため、温帯に近い気候になっています。

 

KUROCAFEのメキシココーヒーは酸味は控えめで、メキシコ特有のきれいな風味とフルーティな味わい。
飲んだあとのアフターテイストの長い余韻をお楽しみいただけます。ストレートで飲まれることが多く、飲みやすいので何杯でも飲みたくなるコーヒーです。

 

 

 

はるばるやってきた珈琲の故郷に思いを馳せながら、

味わうコーヒーはまた違った味わいがあります。

 

今日はどこのコーヒーにしようかな・・・?

 

 カフェインレスコーヒー 豆タイプ